クーバーコーチングのススメ
こんにちは、シャベル ド クーロンです。
今回はクーバーコーチングのメソッドについて考えてみるよ。
クーバーコーチング、少年サッカーに携わっている人なら一度は聞いたことある名前だね。足下重視のトレーニングメソッドっていうイメージが強いね。クーバーコーチングは本とDVDしか確認してなくて実際のスクール練習を見ていないんだけどさ、そういう前提で今回の話は聞いてもらえるとありがたいな。今回触れるのはボールマスタリーの部分ね(それ以外の部分は知らないんだよ、ごめんね!)。
クーバーコーチングのボールマスタリーってコンセプトは凄く解りやすいし、これを徹底的に仕込めばどんな子でも一定以上のスキルを身に付けられると思う。ただ、このボールマスタリーのメソッドを自分のチームにそのまま導入しようとするとたぶん上手くいかないんだろうな、と予想していたりするんだよ。具体的にどういうことか説明していくね。
このメソッド自体は本当に優れているんだけどさ、サッカーっていうのは走る蹴るが一つになって成り立つものだから蹴るだけ練習しても試合で使えないっていうのがあるんだよね。あと、クーバーのスクールでは対応しているんだろうけど、ボールマスタリーだけじゃ対人できないんだよね。対人やらないと試合で困った状況を打ち破れないよね(脚注あり)。*1
ということで、こういう部分を改善した上でクーバーコーチングのボールマスタリーを自分のチームの練習にどうやって取り込むかっていうことを考えてみたよ。
例えばクーバーの中では初歩中の初歩、トゥータップ。最初はこれを一人で練習してマスターしてもらうんだけどね、その次はディフェンスを付けてやってみる。ディフェンス付けるってイメージできないかもしれないけど、ディフェンスは30mくらい離れたところからボールホルダーのボールを奪いに行くっていう形にする。一方、ボールホルダーはタップを10回してからじゃないとその場を動けない(ドリブルでかわせない)っていうルールにする。こうすればボールホルダーは強制的にタップを早くする必要が出てくるよね。結果タップが上手くなるんじゃないかな?ちなみにディフェンスの距離は30mに拘らないでボールにギリギリ間に合う距離を設定してあげてね。タップの回数も10回に拘らないでギリギリ奪われる回数を設定してね。こんな感じで他のタップも同様にやってみる。
というのを基本にして、ボールホルダーは抜くときに規定のタップのあと必ずカットドリブルやらビハインドやらで抜かないといけないっていうオプションを付ける。こうすればクーバーボールマスタリーのトレーニングをベースにした実戦練習が出来るようになるんじゃないかな。チームのレベルに応じてタップやスキルの難易度を変えてあげればバリエーションをいくらでも増やせるよ。
繰り返しになるけど、クーバーのボールマスタリーは本当に素晴らしいよ。このメソッドを使わないのはもったいないから指導に上手く導入してあげてね。
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クーバーのスクールでは僕の考えていることの遥か上を行くことやっていると思うから一度スクール覗いてみたいんだよね。クーバーのスクールではこんなことやってるよ!って知っている人がいたら教えてもらえると嬉しいな。
ちなみに下の本は読んだことないんだけど、もしかしたら僕の考えなんかよりもっといいことが書いてあるのかもしれないね。今度読んでみるよ。
ジュニアサッカー クーバー・コーチングバイブル 1対1に強くなるトレーニング(DVD付)
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