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机上の空論

少年サッカーで悩んでいるパパコーチにアドバイスしてみるよ。

「顔を上げる」ことができるようになるトレーニングメニュー

こんにちは、シャベル ド クーロンです。

 
少年サッカーで良く飛び交う言葉の一つに「顔を上げろ!」というのがあるよね。そう叫んでいるコーチが率いているチームのほとんどの顔が上がっていないっていうのは良く見る光景だね。今回はどうして顔が上がらないのか、どうすれば顔が上がるようになるのかっていうことを説明するよ。
 
まずは顔が上がらない理由なんだけど、これは足下のボールを見ちゃうから。この一言で終わっちゃうね。どうしてこうなるかっていうと、ボールを見ないで扱う意識を持っていないからなのね。ボールを見ないで扱うことのメリットを理解できていないとも言えるかな。大人のみんなもキーボード叩くのにブラインドタッチは標準装備だよね?でも、PC使い始めた頃っておぼつかない指先で目視しながら一つ一つキーを叩いていたと思うんだ。キーボードのブラインドタッチが出来ることのメリットはみんな解るよね?顔を上げるっていうのはそれと同じことなんだよ。
 
さて、説明に入る前に用語の定義をしておくよ。「顔を上げる」っていうのは「ルックアップ」っていう言葉で説明するからね。試合中も「顔を上げろ!」って叫ぶより「ルックアップ!」って叫んだ方が歯切れが良くて叫びやすいからね。もっと省略して「ルカプ!ルカプ!」とか叫んでもいいかもね。
 
それじゃ、具体的なトレーニング方法の説明をするよ。
 
ルックアップできていない状態からルックアップしてる状態にするには、ルックアップせざるを得ない状況を作ってあげればいいのね、矯正ギブス的に。
 
用意するのは番号のついたビブス(矯正ビブスっていうダジャレを思いついちゃったよ!)。これを全員に着てもらう。枚数が足りなかったら着れる人だけでいいけど、全員着たほうが効率よくトレーニングできるからね。ビブスもなかったら番号じゃなくて個人の名前で代用してね。トレーニングのスタート配置はこんな感じ。
 

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ルールは簡単。ボールを後ろ向きで受けて反転して1番大きな番号の人にパスを出すだけ。こういうルールならパスを出す前に必ず番号を確認しなきゃいけないからルックアップせざるを得ないよね。慣れてきたらスピードを上げればいい。これがレベル1ね。

 

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次はレベル2。ルールはレベル1と同じだけど、今度はコーチが指定した番号にパスをしなきゃいけないことにする。コーチは番号をそのまま伝えてもいいし、大中小とかで伝えてもいい。とにかく子供達にキョロキョロさせるようにしてね。
 
更にレベル3。ボールの受け手3人がサイドステップで位置を変わりながらやる。こうするとパスを出すインパクトの時にもルックアップしないといけなくなるね。
 
最後にレベル4。レベル3に加えてディフェンスを1枚付ける。ディフェンスはボールホルダーにアタックしてね。こうすればかなり実戦に近い状況でルックアップのトレーニングができるようになるよ。ボールホルダーはプレッシャーを受けながらルックアップしてパスを出さないといけない。
 
レベル4まで説明したけど、実はこの練習には隠し要素があるからうまく使ってみてね。
 
ボールを受けて反転してパスをするっていうのが基本なんだけど、ボールを受ける前に後ろを見るのはNGじゃないからね。ボールを受ける前に周りの状況を確認するっていうのはとても大事なことだから、その動作はOKっていうルールにしてね。このルールは予め説明してもいいし、子供達に気付かせてもいい。そこはコーチの方針で決めたらいいと思うよ。僕としては子供たちに気付かせるほうが楽しいと思うけどね。あと、レベル4でプレッシャーを受けた時の対応なんだけど、この時の選択肢はパス1択じゃないからね。ドリブルでディフェンスをかわして悠々とパスを出すっていうのもOKだからね。これも同様に予め説明してもいいし、子供に気付かせてもいい。僕としては(以下略)。
 
最後にボールホルダーじゃないプレイヤーにルックアップさせる方法を教えるよ。
 
ボールホルダーじゃないプレイヤーがルックアップできない要因はボールばっかり凝視しているからかもしれないよ。これを改善するには、「前方に見えるゴールのクロスバーを見よう」っていう説明をしてあげるといいよ。クロスバーを見ることでピッチ全体を見渡せるようになるから、自然と視界が広がると思うんだ。みんなも自転車に乗るとき足下ばっかり見てたら危ないよね?きっとみんなは自転車に乗るとき前方の遠くに視点を合わせていると思うんだ。ボールを凝視している状態はスマホいじりながら自転車に乗っているようなものかもね。
 
なかなか勝てなくて悩んでるパパコーチのみんな、とりあえず試してみてよ。机上の空論だけど、試してみようと思ったら下のボタンクリックしてね。