机上の空論

少年サッカーで悩んでいるパパコーチにアドバイスしてみるよ。

団子サッカーから脱却するためのトレーニング方法

 
みなさん、はじめまして。シャベル・ド・クーロンです。
 
少年サッカーで団子サッカーから脱却できないという悩みを抱えているパパコーチは多いんじゃないかな?
 
団子サッカー、これが悪いとは言わないよ。団子サッカーをやっている子供達はボールを追いかけてるだけで楽しいという感覚になっているから。サッカーを楽しむという視点では間違っていることじゃないと思う。個人的には3年生までは思考能力がそこまで高くないだろうから、公式戦が始まる前、3年生の終わりくらいまでは団子サッカーでも構わないんじゃないかな、と思っているんだ。
 
だけどね、4年生になって公式戦とか始まると団子サッカーではなかなか勝てなくて、勝てないどころか10-0で負けたりっていう日もあったりして、勝てない=楽しくないっていう気持ちになっちゃったりして、そんな状況になることだけはなるべく避けたいよね。
 
ということで、団子サッカーを解消するためのトレーニング方法を考えてみたよ。
 
まず、団子になる要因は2つあると思うのね。守備時の団子と攻撃時の団子。
 
団子っていうのは分かりやすくて、ボール目がけてみんな集まっちゃうから。これを改善するには「守備の時、ボールに行っていいのは2人までだよ。3人目はボールから5メートル以上離れる約束だからね。5メートルっていうのはゴールの幅と同じだよ。」という制約を付けてあげれいいんじゃないかな。ボールに行くのを1人じゃなくて2人にしているのは、1人だと身体能力や技術の差で勝負にならないことが多いから。あと、5メートルっていう明確な基準を作ることがとても大事だよ。別に7メートルでも3メートルでもいいんだけどさ。ただ単に「離れろ」って言うと、1メートル離れただけも離れたことになっちゃうからね。1メートル離れただけじゃ団子は解消されないよ。だから距離は具体的な数字で指示しなくちゃいけないんだよ。加えて、「5メートル離れる」だけ伝えて放置するっていうのも面白いと思うよ。後ろに5メートルなのか、横に5メートルなのか、前に5メートルなのか、どこに5メートル離れるかで次の展開が変わってくるよね。そこは子供たちに考えさせるといいんじゃないかな。いろいろ個性が出ると思うよ。
 
攻撃時も同じで、ボールホルダーに近寄っていいのは5メートルまでっていう制約を付けちゃう。味方が5メートルも離れていたら自己責任でボール運ぶしか選択肢は無くなるし、もしかしたらその制約の中からパスを選択したりパスコースを作ったりする子が出てくるかもしれないよ。とにかくボールに直接関与する人数を強制的に制限させる方法を取ればいい。あ、1対1の状況ではなるべくドリブル突破をファーストチョイスにしてあげてね。そうしないと誰もいないところにボールを蹴り出すという消極的な子が出てきちゃうから。
 
これを踏まえて4対4なり5対5のミニゲームをやれば、とりあえず団子は解消されると思うんだよね。ただ、このやり方で試合をやると間違いなく守備でボールに2人付いちゃってスペース使ってくるようなチームに勝てないという結果が待っているから、このやり方で負けてもただの通過点だと思ってね。団子が解消されたら次のステップに取り掛かれば良いだけだから。
 
団子に悩んでるパパコーチのみんな、とりあえず試してみてよ。机上の空論だけど、試してみようと思ったら下のボタンクリックしてみてよ。

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